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VARSITY(バーシティー)解散の曲に想うK-POP界

VARSITY(バーシティー)ってボーイズグループの新曲が出ました。

新曲なんですが…実はこれが最後のリリースなのです。
そう。この曲を最後にVARSITYは解散

ということで、今回の和訳動画は彼らの活動の様々をまとめた映像で作ってみました。最後だから…。

動画はコチラ👈から

めっちゃいい曲です。皮肉なことに、私にとっては今まで彼らがリリースしてきた曲の中で一番好きかもしれません。皮肉すぎる…T‗T

っていっても私、VARSITYって曲が出たらチェックするくらいで、グループとしての認知度はさほどではなかったんですよね。広くチェックしまくる雑食な私でさえそうなのだから、おそらく多くの人にとっては

VARSITYって…どちら様?

みたいな認知度じゃないかと思うんです。

だけどね、VARSITYに限った話じゃないじゃないですか。グループの解散って。
私はそういう意味では、どんなK-POPグループにもすぐ感情移入してしまって、デビューすれば嬉しいし、トラブルがあれば可哀相だし、解散となれば切なくて涙してしまう…っていうヤバい奴なんですが。

例えばあなたの推しのグループが、今回の曲を最後に解散すると想像してみてください。その上でこの曲を聞いて、この歌詞を読めば…やっぱり泣いてしまうと思います。(まぁ人にもよるけどね(笑))

簡単に知る【VARSITY】の遍歴

ちなみに、簡単にこのグループの概要をお話すると
VARSITY2017年の1月にデビューした12人組のボーイズグループです。
半数近くが中国人メンバーで構成されていて、中国と韓国の芸能企画社の合作で出来たグループでした。

デビューした年にシングルからミニアルバムまで3枚のアルバムをリリースして精力的に活動しました。中国の5人のメンバーはサブユニットVARSITY-Vとして中国でもデビューしています。

が、翌年2018年には将来の活動のためという名目で、その中国人メンバーがごっそり脱退。分割したというような言い方でしたが、まぁ…戻ってくることはなかったので脱退ですね。メンバーは残り7名に。大所帯グループで約半分は中国人という他のグループにないウリになりそうな特徴がここで失われ…。

この年に1枚のシングルをリリースしたのですが、その後公式SNSの更新も一切止まってしまいました…。

活動メンバーも最終的には5名ということになっています。(減ったな…)

そして2019年は活動らしきものは一切ないまますぎ…。
2020年、今回最後のシングルをリリースし解散という流れになってしまったのです。
この今回のシングルも、これまでのファンに受けた愛に報いるための最後のプレゼントとしてなんとか最後に!と準備したものとなっています。

「내일 만나(明日会おう)」歌詞に込められた想い

シングル曲のタイトルは「내일 만나」
直訳すれば「明日会おう」

もちろん解散するので、明日会えるはずもなく…。
ちなみに、ネイルマンナ~!と言えば、韓国ではまぁ…もちろん本当に明日会おうね!という時にも使いますが、「また近いうちに会おう!」という時にも使うことがあります。

つまり、明日すぐに会うくらい、そう遠くないうちに会おうぜ!という意味での比喩表現ですね。

今回のタイトルもその意味が込められていると思います。

もう気軽に次の日に会うこともできなくなる関係になってしまうけど、それでもこれが本当に今生の別れじゃなくて、また違う形で近いうちに会おう。

もちろん、約束された出会いではないですよね。
全く同じメンバーでファンの前に現れることはおそらく不可能だし、違うグループなりソロなりでK-POP界に戻ってこられる確証もない。

それでも、きっといつかファンの前にその姿を現したい。

「明日会おう(また会おう)」という言葉には、そうでありたいという切実な願いが込められているわけです。

…泣けません?

私はVARSITYにも個々のメンバーにも何の思い入れもないです。それでも、このグループとしての流れを知った上で、彼らがこの言葉を紡いで、曲としてファンに届けたってことを想像すると泣けてしまう。

これから売れるぞ!ってキラキラしながら出てきて、MVの撮影も、広報活動も、カムバック活動やファンとのイベントだって、すべてが新鮮でわくわくして、輝いていた瞬間だったと思います。

それらの瞬間の数々と、グループが崩れていく過程で感じた痛みや苦しみ、不安。そして逃れることのできない終わりに葛藤しながらも受け入れるしかない現状…。

これから自分がどうなるのかという不安の中でも、脳裏に浮かぶのはそんな自分たちを見守り、応援してくれていたファンたちの存在。

色んな瞬間がきっと何度も何度も走馬灯のように蘇っては、眠れない夜を過ごしたんだろうと思うんだよ。

それでも時は止まることはないし、進まなければならない。望む未来でなくても、少しでも望む未来を得られるように頑張って歩いていくしかない。いつかまた夢見た舞台を生きられるように…。

ってことで、よくまぁ思い入れのないグループにそこまで感情移入できんな、こいつ…って感じかもしれませんが、どのグループもどのメンバーも抱える思いや問題は似ていると思うんですよね。

おそらくあなたの推しのグループは多くが知名度の高い事務所のグループなんじゃないかと思います。(新大久保地下アイドルしか推してません!って人はおそらく私のブログには訪れるメリットがないと思うので辿りつかないと思うんですが)

大手事務所からデビューすれば、活動がある程度約束されるという安心感はあって、中小事務所や弱小事務所からデビューする子たちの悩みや不安よりは抱えるものは少ないかもしれません。

だけど、大手に所属していれば将来安泰かっていうとそういうこともない。
思い描いていた未来とは違う末路を辿るグループも多いです。
思わぬメンバーの脱退だったり、まさかのスキャンダルで炎上して人気が落ちたり、不慮の事故で命を落としてしまうことだってあります。また、自殺する芸能人も多いのが韓国芸能。

順調にいっていたと思っていたけど、年数が経つうちに周りのグループに抜かれていってしまい、その存在を忘れられて行ってしまうグループ。

事務所と揉めたり、事務所の力不足でCDのリリースができない事態に陥ったり。本国で活動したいのに資金繰りの関係で異国に住んでライブ活動などで資金を稼ぐしかなくなり、そのまま浮上してこれなくなるグループ。

数えきれない数のグループがそうやって、表舞台から消えて行くのを本当に数えきれないくらい見てきました。

VARSITYのように最後に気持ちを曲で伝えて終われるグループばかりではなくて、自然消滅も多いです。いつのまにか更新されず、ずっと新曲出ず…何してるのか分からないまま忘れられていく…ってグループもいるので、消えていく星の中でもVARSITYはまだ恵まれているといっても過言ではない。

だから、活動できているグループはどんなグループでも本当に頑張ってね!って思うし、どうかスキャンダルに巻き込まれずに、満足いくまで活動できますようにと願うし、役者なりバラエティなりで注目されてグループが有名になるといいねと思うし、少しでも長い間幸せに笑う姿が見ていたいと思います。

もちろん、アイドルをやっていく上で本人たちには煩わしい問題や悩みもたくさん生まれると思いますよ。アイドルをもう辞めたいと思うならそれは仕方ないことだけど、アイドルをもっとやっていたい!と思っていても、何かしらの理由でそれが続けられなくなるのは、本当に切ないなと思うんです。

グループとファンが出会う奇跡

年間、約百数十組のK-POPアイドルグループがデビューします。
そのうち、3年後も活動できているグループは大体2.3割くらいです。

ファンダムが大きくなって知名度も得られるグループはさらに少なく
5年以降も活動出来ているグループは、その年デビューしたグループの中からほんの2.3組になります。(その年によって豊作、不作みたいな感じはありますが)

もしあなたの推しのグループが何年もCDをコンスタントにリリースできていて、メディアに取り上げられているのだとしたら、それは物凄いラッキーなことだし、貴重な瞬間に立ち会っているのだと、もっともっと感動してもいいと思います。

私たちの前に姿を現してくれる。それが至極当然のことだと思っていたら、それは概ね間違っているといっても過言ではない。それくらい過酷な世界です。

まぁ、こんなこと言ったら飲食業界だって同じような割合で生き残りの競争があるんですが(笑)

毎年毎年、100組程度のグループが輩出される中で、偶然のようにそのグループに惹かれて、ファンになってその動向をチェックしたりコンサートに行ったりするようになる。それって、結構奇跡的なお話なんだよ!!ってことを切に伝えたい!!!

同じ年にデビューした他のグループのことはあまり知らない人も多いでしょう?
同じ年にデビューしたのに同じ時期にカムバもしているのに、どうしてかハマったのはこのグループだった。

運命に引き寄せられるように出会ってしまった。

自分にとって生活の一部みたいになったそのグループやメンバーの存在は、この地球の多くの人にとっては目にも止まらず、関わることもなく、一生知ることの無い存在だったりするんです。

そんなこと言ったら、私たち多くの日本人にとって、地球の裏側のブラジルの人のことなんて一生関わらない人がほとんどじゃん!ってなりますが、つまりはそういうことですよ。同じなんです。

私たちが生きていく中で、自分が知る世界、触れる世界は広い世界の中でほんの一部だってことです。ほんの一部しかチョイスできないちっぽけな人生の中で、よりによってそのグループやメンバーに出会えることって、奇跡なんだよって。それが言いたい。

だから、K-POPアイドルがファンソングを作ると、「星になる」とか「星になって」とか、そういうワードが溢れる。例)👉Be Your Star(和訳)

数えきれないほどの小さな星たちの中で、こうしてキラリと光って目にとまった存在を心から大切にしたい。

偶然という必然で出会った私たちは、1つの星のように
他には作れないその星だけの色をみんなで作り出しているんだと思うんだよな。

…ごめん、着地点見失った。

とにかく、VARSITYのファンだった人はもちろんだけど
VARSITYを知らなかった人も、「こんなグループが存在していたんだ」ってことを知ってもらう、小さなきっかけになったら幸いです。

どんなグループでも

誕生してそこに存在していた
それだけで尊いと思うから。

2 COMMENTS

Y

바시티をエゴサしていてこのサイトにたどり着きました。
こんにちは、바시티のFCユニオンの1人です。
바시티の解散、いきなりで悲しいですよね…(察してはいましたが…)
ですが既に4人の韓国人メンバーは2:2で別れていますがそれぞれ新しいグループが決まり、スンボ、ユノのグループは来年2021年デビュー予定です(号泣拍手)もちろん上手くいく保証はありませんが、このコロナの前に1ヶ月日本で活動したこともあるので成功することを祈っていますㅜㅜもちろん私も追いかけます!また1人のメンバーはあの大手YGでモデルのお仕事をしています!みんな別々だけど頑張っているので末永く応援して頂けたら嬉しいです泣 바시티の記事を残して下さり、ありがとうございます!では。。

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管理人

コメントありがとうございます。
すみませんね、正式なファンでもないのに熱く語ってしまって

なんだかキラキラ輝いている彼らの活動期の姿を見ながら和訳動画を作っていたら
色々想いが溢れてしまって書きなぐってしまいました。

既に新たな活動に入れているメンバーがいるのは嬉しいですね!
どんな形であれ、最終的には本人が幸せだと感じられるのが一番ですが
応援してきたファンの身からすると、自分の目に触れる場所で輝いていて欲しいと思いますね。

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